マンC移籍のハーランド、レアル行きが実現しなかった訳 父親が明かした基準「シティは10点で完璧、レアルは5点か6点」
ハーランドにビッグクラブが興味、ドキュメンタリー番組内で明かされた移籍理由
イングランド1部マンチェスター・シティは、今夏の移籍市場でドイツ1部ドルトムントからノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドを獲得した。ハーランドには数々のビッグクラブが関心を示していたが、シティを移籍先に選んだ理由を、かつてシティでプレーした父の元ノルウェー代表MFアルフ・インゲ・ハーランド氏が明かしている。スペイン紙「マルカ」が報じた。
今シーズン、ドイツからイングランドへ渡り、プレミアリーグでも6試合で10得点1アシストと驚異的な得点力を示しているハーランド。ドルトムント時代には、シティだけでなく、レアル・マドリードやチェルシーも関心を示していると報じられてきた。
ハーランドは、自身のドキュメンタリー番組「ハーランド:ザ・チョイス(選択)」内で、記者から「レアル・マドリードのような歴史あるクラブからオファーが届いたら、断ることができるのか?」と質問されると、しばらく間をおいてから笑顔で、「いい質問だね。そんなことできないね」と、茶目っ気たっぷりに語ったという。
冗談で答えた息子に対し、父アルフは真剣に答えている。「私たちには、1つの基準があった。それは『9番が必要なのは誰か?』だ。マンチェスター・シティは10点で、完璧な選択肢だった。一方のレアル・マドリードは、現在のベンゼマの調子があるから5点、あるいは6点だった。さらにムバッペも加わることになるのか? という問題があった」と説明し、最初の1分から「必要とされる場所」であることが重要だったと説明している。
実際、現在もレアルの前線にはフランス代表FWカリム・ベンゼマが君臨しており、当時はパリ・サンジェルマンからフランス代表FWキリアン・ムバッペも加わることが有力視されていた。イングランドでもゴールを量産していることから、ハーランド親子が下した決断は、現時点では成功したと言えそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)