2G1Aで“復活”のラッシュフォード、マンUのレジェンドOBが高評価「カルロス・テベスを思い出す」
開幕から全試合に出場し、6戦で3ゴール2アシストの活躍
イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドは現地時間9月4日、プレミアリーグ第6節でアーセナルと対戦し、3-1で勝利した。この試合でイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードが2ゴール1アシストの活躍で勝利に貢献したなか、クラブOBの元イングランド代表DFリオ・ファーディナンド氏が「彼は基本に立ち返った」と、ラッシュフォードの復調を喜んだ。英サッカー情報サイト「Squawka」が伝えている。
ラッシュフォードは前半35分、ペナルティーエリアでイングランド代表MFジェイドン・サンチョからボールを受けると、右サイドでフリーになったブラジル代表FWアントニーにスルーパス。アントニーはダイレクトでファーサイドにボールを流し込み、ユナイテッドが先制に成功した。
その後、後半15分にイングランド代表FWブカヨ・サカに同点ゴールを許すも、同21分と同30分にラッシュフォードがゴールを決めて、3-1でユナイテッドが勝利した。
昨季はリーグ戦25試合の出場で、4ゴール2アシストに留まったラッシュフォード。今季は開幕からスタメン出場で全試合に出場し、3ゴール2アシストを記録。早くも昨季のパフォーマンスを上回ろうとしている。
この試合でラッシュフォードが見せたパフォーマンスをクラブOBであるファーディナンド氏も高く評価。自身の公式YouTubeチャンネルでのコメントを英サッカー情報サイト「Squawka」が紹介している。
「そのきっかけ(彼の新たな自信とフォーム)は、基本に立ち返ること。そして、それこそが私たちが求めてきたものだ。彼は基本に戻った。彼はゴールキーパーに向かってボールを追いかけ、失われた原因を追い求めている」
「ああいうのを見ると、カルロス・テベスを思い出すよ。彼は、ああいうことでファンを沸かせる選手だった。彼は観客を沸かせ、雰囲気を作り出し、相手選手たちに『よし、俺たちも行かなくちゃ』と思わせた」
今季のラッシュフォードのプレーは、かつてユナイテッドで活躍をした元アルゼンチン代表FWカルロス・テベスの姿を思い起させると語ったファーディナンド氏。ゴールやアシストの部分ではなく、最前線から相手GKに向かい、プレッシャーをかけるディフェンス面でも評価をした。
開幕2連敗スタートとなったユナイテッドだが、アーセナル戦での勝利で4連勝を達成し、5位に浮上。ハイパフォーマンスを見せるラッシュフォードは、自身の復活とともに、チームの攻撃を牽引している。