浦和、鹿島戦ビハインドで“FW→MF交代策”の訳 ロドリゲス監督が明かした狙い「非常にいい攻撃ができた」

決定力のあるストライカーの活用法が課題 小泉が反省「僕が生かせないといけない」

 小泉はユンカーについて「どちらかというと機能性を取っ払って点を取ってくれるのが彼なので、そこは個人的に僕が生かせないといけないんじゃないかなと思う」と話し、ACLの戦いでも後半の投入が続いていた決定力のあるストライカーをどう生かすかという観点では課題があると触れた。現状では、松尾と小泉が並んだ状態から始まるプレス精度の高さは、前線にユンカーを配置している状態よりもチーム全体としてチャンスの数を増やす方向に作用している。

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 ロドリゲス監督は試合の中で4バックと5バックを切り替えながら鹿島に対応した。そこには「いつもは4枚で守るが、5枚にした方が彼らのやり方を上手く防げるとも、チームとしては考えていた。ただ、ここまで4枚でしっかりと戦ってきた良かったところを継続するために、そういうスタートにした。その後、必要に迫られて5枚にして試合の中で良い方に転がってくれた」と、結果が出ている状態だからこその難しい判断があったことも明かした。

 西川や酒井といった守備的なポジション、MFダヴィド・モーベルグやFW江坂任といった攻撃に変化を加えられるオプションを欠き、さらに2点ビハインドから追いついた勝ち点1だったが、今の浦和の強みがどこにあるかを示した面もある試合内容になっていた。

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