浦和抗議のイエローカード、元主審・家本政明氏が“深掘り”解説 「映像で見ると三竿選手のファウル」
J1第28節の鹿島対浦和戦、家本政明氏がオンライン同時視聴イベントを開催
スポーツチャンネル「DAZN」の番組「Jリーグ ジャッジリプレイ」でも活躍する元国際審判員・プロフェッショナルレフェリーの家本政明氏が、9月3日のJ1リーグ第28節の鹿島アントラーズ対浦和レッズ戦で「家本政明LABO」というオンライン同時視聴イベントを開催。この日の初イエローカードの場面について語っている。
前半16分にFWアルトゥール・カイキがヘディングシュートを決めて鹿島が先制し、同27分には再びカイキがゴールを決めて2-0とリード。直後の同30分には浦和のMF松尾佑介が1点を返し、鹿島の2-1リードで前半を折り返した。
後半2分、この日初のイエローカードが提示される。浦和が鹿島ゴール前へ攻め込み、FWキャスパー・ユンカーが鹿島DF三竿健斗に倒されるもノーファウル判定。その直後、鹿島MFディエゴ・ピトゥカがカウンターに入ろうとドリブルを開始し、浦和FW小泉佳穂がタックルで引っかけてファウルとなり、笠原寛貴主審は小泉に対してイエローカードを提示。浦和の選手たちが抗議するも判定は覆らなかった。
レフェリー目線で独自解説する家本氏は「ここ見たいですね。どうマネジメントするのか」と注目。「(リプレイ)映像が来ましたね。映像で見ると三竿選手のファウルですね。こちらの方が個人的にはカードの匂いがする。小泉選手に出た方は、SPA(通称スパ/StoppingaPromisingAttack/大きなチャンスの阻止)に近いカードと判断したのか……ラフはないと思うけれどちょっと悩ましい」と見解を示している。
また、その数分後に、鹿島DF安西幸輝がドリブルで持ち上がり、速攻に入ろうとした際、浦和MF 関根貴大がファウルで阻止。このシーンを受けて「これをピッと終わらせたじゃないですか。さっきに浦和に出したカードは何ということになる。方向や意図を考えても。ギャップを選手も感じますよね。(主審が選手へ)少しくぎを刺しにいく方が、ぐっと上がっている選手たちのテンションが下がる」と、審判目線のゲームマネジメントについて深掘りしていた。
■オンライン配信イベント
「家本政明ぶっちゃけLABO」
元プロフェッショナルレフェリー家本氏が独自のレフェリー視点でリアルタイム解説!
参加者の意見・質問に家本氏が「忖度ゼロ、NGゼロ」のぶっちゃけ回答!
【オンライン配信イベントの対象試合】
9月3日(土) 18時キックオフ
J1リーグ第28節
鹿島アントラーズ vs 浦和レッズ
【オンライン配信イベントの開催日時】
9月3日(土) 17時55分からライブ配信
【オンライン配信イベント&参加チケットの詳細】
https://iemotolabo.base.shop/items/65970684
9月3日に家本ラボ第二弾を開催することになりました。皆さん聞きにきてくださいね。https://t.co/9yrtWeZ1cU pic.twitter.com/O2GDhXmifu
— 家本政明 (@referee_iemoto) August 18, 2022
(FOOTBALL ZONE編集部)