浦和が執念のドロー! アウェー鹿島戦で白熱ゲーム、2点ビハインド追い付き2-2の引き分け
ACLの戦いを終えてのリーグ初戦、松尾&岩波のゴールで引き分けに持ち込む
先月のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメントで東地区を勝ち抜いた浦和レッズは9月3日のJ1第28節で鹿島アントラーズとのアウェーゲームに臨み、2点ビハインドを追いついて2-2の引き分けで終えた。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
浦和はACLの戦いを終えてのリーグ初戦になったが、クラブから新型コロナウイルスに陽性反応を示した選手がいるというアナウンスもあったなかで、GK西川周作、DF酒井宏樹、MFダヴィド・モーベルグ、FW江坂任の主力4人がこのゲームを欠場。GK鈴木彩艶が今季のリーグ戦で初出場となり、右サイドバックはDF宮本優太が入った。
その浦和に対してホームの鹿島は立ち上がりから強烈なプレスをかけた。浦和が前進できずに鹿島が追い込んだ状態を作ると前半16分、左サイドからのクロスをFWアルトゥール・カイキが頭で叩いて先制。さらに同27分には、ゴール正面からカイキが放ったシュートを鈴木が上手く処理できずに弾いたボールがゴール内へ。鹿島が2点を先行する展開になった。
それでも浦和はリカルド・ロドリゲス監督のシステム変更もあり徐々に戦況を回復すると前半30分、右サイド深くを切り崩して中央に戻したボールをFW松尾佑介が蹴り込んで1点差としてハーフタイムを迎えた。
後半から鹿島の岩政大樹監督もシステムを微調整し、ロドリゲス監督も相手ボール時を明確に5バックとするなど変化を見せた。鹿島がボールを持って浦和がFWキャスパー・ユンカーと松尾のスピードを生かしたカウンターを狙う展開になったが、ロドリゲス監督は後半22分にユンカーを諦めてMF柴戸海を投入。4-4-2に戻してプレッシングで戦えるタイプをピッチに並べた。
すると後半24分、左サイドで得たフリーキックをMF岩尾憲が中央に蹴り込むと、ニアサイドに走り込んだDF岩波拓也がヘディングでコースを変えて同点ゴール。1993年のJリーグ創設からのオリジナル10同士の熱いバトルは2-2の引き分けに終わった。