冨安健洋の序列“降格” アーセナル「今季ベストメンバー」11人を英考察、昨季右SBレギュラー格も「脇役を演じる」
大型補強の”ガナーズ”、英紙「デイリー・ミラー」が現時点でのベストな11人に注目
日本代表DF冨安健洋が所属するイングランド1部アーセナルは開幕5連勝を飾り、プレミアリーグ首位を走っている。英紙「デイリー・ミラー」は1億1500万ポンド(約185億円)の大型補強を実現させた”ガナーズ”の現時点でのベストメンバーを考察している。
今夏のアーセナルはマンチェスター・シティからブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスとウクライナ代表DFオレクサンドル・ジンチェンコの2人を引き抜いたほか、ブラジル出身の19歳FWマルキーニョス、U-21ポルトガル代表MFファビオ・ヴィエイラなど将来への投資も行った。アメリカ代表GKマット・ターナーも含め、補強に投じた移籍金は合計でおよそ1億1500万ポンド。冨安やMFマルティン・ウーデゴールなど一挙6選手を獲得した昨夏に続く積極的な補強を敢行した。
退団した選手も含め、スタメンの顔ぶれにも変化が生じた。英紙「デイリー・ミラー」は「1億1500万ポンドを費やしたアーセナルの夢のファーストイレブン」と題して特集。現時点でのベストメンバー11人も紹介されている。
目立つところでは新戦力のFWジェズスとマルセイユへの期限付き移籍を終えたサリバがそれぞれセンターフォワードとセンターバックとしてレギュラーの座を確保。そしてホワイトがサイドバックへとコンバートされている。昨シーズンのレギュラー格だった冨安は怪我で出遅れた影響もあってここまでは4試合に途中出場したのみで、右サイドバックの序列については次のように記されている。
「右サイドバックは半年前までは冨安健洋が当然の選択だと思われていたが、センターバックでウィリアム・サリバが台頭してきたことで、ホワイトがワイドに押し出されてきた。このイングランド人は右サイドバックとして長くプレーすることになりそうで、冨安は脇役を演じることになりそうだ」
ホワイトがサイドバックとして安定したパフォーマンスを披露し、チームが無傷の5連勝を飾ったなかで、すぐに序列が逆転する可能性は低いと予想されている。これからUEFAヨーロッパリーグも始まり、過密日程となるなかでミケル・アルテタ監督がどのような采配を下すのか注目が集まる。