久保建英の「イマジネーション」をソシエダ関係者が評価 「思い描いたことをアクションに移せる」「謙虚で協調性もある」
ソシエダの国際戦略プロジェクト部、コミュニケーション部の担当者がメディア対応
スペイン1部レアル・ソシエダは9月2日、クラブOBで国際戦略プロジェクト部のイニゴ・ディアス・デ・セリオ氏と、コミュニケーション部のルイス・アルコナダ氏がメディア対応を実施。新加の日本代表MF久保建英について語った。
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久保は2019年6月、スペイン1部レアル・マドリードと契約。その後、マジョルカ、ビジャレアル、ヘタフェ、マジョルカと期限付き移籍で経験を積んできた。そのなかで、今年7月19日にレアル・ソシエダへの完全移籍(レアルが保有権50%を所有)が決まった。
数年前から久保を追っていたというレアル・ソシエダ。デ・セリオ氏は、「レンタルではなく5年というしっかりした契約で加入してほしいと思っていた」と、完全移籍を模索した理由について語った。
デ・セリオ氏は、「久保を一言で表すなら?」との質問に「イマジネーション」という言葉で回答した。
「久保選手は才能が頭の中にすり込まれていて、それを足に伝えられる。つまり、頭で思い描いたことをアクションに移せるのです。我々(レアル・ソシエダ)のリーガのスタートが良かったのは、ゴールチャンスを逃さない久保選手の才能が大きく貢献したと思います。久保選手は謙虚で、個人よりもチームを重視する。自分に対しても厳しく、たとえ自分がプレーできなくてもチームメイトの応援に全力を尽くしてくれる。チームとの協調性もあると思います」
クラブとしては、開幕3試合で2勝1敗と上々のスタートを切った原動力として評価されている。アルコナダ氏も、「久保選手は若くて素晴らしい才能を持っています。クラブとしてもファンとしても、非常に将来が期待される。我々にとってもチャンスで、久保選手のようなタイプは、プレースタイルも戦略性を広げてくれます」と語っている。
久保の加入によって、グローバルな市場戦略も当然視野に入る。デ・セリオ氏は「久保選手の加入は我々のランクをアップさせる」とし、「(スコットランドの)セルティック、ドイツ(のブンデスリーガ)でも日本人選手が多く活躍している。日本はさまざまな可能性のある市場だと思います」と、注目していた。
(FOOTBALL ZONE編集部)