怪物ハーランド、2戦連続ハットトリック達成に海外脱帽 「欧州でのゴールキングの座を継ぐことになる」
プレミア適応への懸念を一蹴
今夏にイングランド1部マンチェスター・シティに加入したノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドは、現地時間8月31日に行われたプレミアリーグ第5節ノッティンガム・フォレスト戦(6-0)で3得点を叩き出し、2試合連続ハットトリックとなった。開幕5試合で早くも二桁目前の9ゴールを重ねたストライカーの規格外の活躍ぶりを、海外メディアが大体的に報じている。
ドイツ1部・ドルトムントから加入した22歳は間違いなく今夏の目玉補強の1人だったが、さすがに開幕5試合で9得点の活躍は予想を超えるものだったと言えるだろう。ベルギー代表MFケビン・デ・ブライネやポルトガル代表MFベルナルド・シウバら世界有数のチャンスメーカーが揃うシティだからこそとも言えるが、そのパフォーマンスは文字通り“規格外”だ。
英紙「インディペンデント」は、「プレミアリーグのほかのチームは問題を抱えており、明確な解決方法はない」と驚異的なペースで得点を重ねるハーランドがすでに手に負えない脅威になっていると特集。ハーランドがプレミアリーグへの適応に時間がかかるという心配は杞憂に終わり、プレミアリーグ王者にとって“鬼に金棒”の補強となった。
米スポーツ専門局「EPSN」も、「マン・シティのスターはあらゆる得点記録を塗り替える勢いだ」とハーランドを絶賛。「セルヒオ・アグエロでさえシティでハットトリックを2回達成するのには3年以上、100試合近くを要した」とクラブ歴代最多得点記録(260得点)を持つレジェンドと比較してその驚異的な得点ペースを強調しつつ、さらに「メッシやロナウドがヨーロッパでのゴールキングとしての支配を終えようとしている今、このままの状態を維持し続ければハーランドがその座を継ぐことになるだろう」とノルウェー代表FWの“王位継承”を予想した。
それほどまでに圧倒的な結果を残しているハーランド。この勢いを止められるチームはあるのだろうか。