本田のアジア杯参加はミランでのポジション争いに影響するのか 現地記者は「本田のポジションは揺るがない」と予想
「本田に関しては議論の余地がない」
イタリア地元テレビ局「7ゴールドTV」のミラン番記者、パオロ・ヴィンチ氏はニアンを代役とする案に関して、「僕は疑問だ。本田はもっとレベルが高い選手だと思う」と否定的な見解を示し、「1月の移籍メルカートで本田の代わりを獲得するだろう」と分析している。
すでに現地ではミランがリストアップしている選手の名が出始めているが、逆に不在の間に他の選手が結果を出せば、本田はポジションを奪われる可能性もあるだろう。一方で背番号10に対して今冬に他クラブからのオファーが届く可能性も報じられている。
だが、同記者は今のミランにおいて本田の地位がいまだ絶対的であり、ミランも本田を放出しないと分析。「本田に関しては議論の余地がない。彼はミランに残るし、本田のポジションは揺るがない。パレルモ戦もゴールを決めたか否かはともかく、トーレスやメネズよりもいいプレーだった」と指摘している。
パレルモ戦後、地元紙には「また弟と入れ替わった」「序盤は花火、今は爆竹」などと手厳しい批判も出始めた本田だが、大きな期待をかけられていることに変わりはない。ただこれからも無得点が続けば、批判の声が高まっていくだろう。まさにこれからが正念場。1月の離脱まで再び結果を残し、その地位を揺るぎないものにしたいところだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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