南野拓実は「苦しむモナコを象徴」 開幕5戦目で移籍後初アシストを記録も仏紙は低評価
先制アシストを記録するも、退場者が出た影響でハーフタイムに途中交代
フランス1部ASモナコは、8月31日に行われたリーグ・アン第5節トロワ戦に2-4で敗れた。2試合ぶりの先発出場を果たした日本代表MF南野拓実は、コーナーキック(CK)から先制点をアシストしたが、チームが退場者を出したこともあり、ハーフタイムでベンチへ退いている。
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南野は前半10分にCKのキッカーを務めると、ゴール前に好配球。DFギジェルモ・マリパンがヘディングで合わせて先制点を挙げ、南野にはモナコ加入後初アシストが記録された。このゴールで波に乗りたい南野だったが、その後はなかなか好機に絡めず。同点に追い付かれて迎えた前半44分にはマリパンが2枚目のイエローカードを受けて退場となると、前半アディショナルタイムには追加点を許して逆転された。
ハーフタイムにフィリップ・クレメント監督は、南野を含む3選手を入れ替えたものの、後半の開始早々にリードを2点に広げられてしまう。その後、1点ずつを取り合い、試合は2-4で終了し、モナコは2分2敗と開幕から未勝利が続いている。
初アシストを記録した南野だったが、フランス紙「レキップ」は、「シーズン開幕時から、ほとんど強みを見せられていない。南野拓実はトロワ戦での重い敗戦でも、苦しんでいるASモナコを象徴するようだった」として、不振のチームの象徴というレッテルを貼っている。
今夏、イングランド1部リバプールから大きな期待を寄せられてモナコに加入していただけに、南野に対する風当たりは強くなっている。この先の戦いで、昨シーズンのカップ戦で見せたような決定力を再び示し、自身の評価を取り戻すことができるだろうか。
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