マンU入り合意の新アタッカー、巨額“138億”移籍にオランダ英雄が疑問視 「その金額の価値はない」

マンチェスター・ユナイテッドへの移籍が決定したFWアントニー【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドへの移籍が決定したFWアントニー【写真:Getty Images】

アヤックスからブラジル代表FWアントニーを巨額資金で獲得

 イングランド1部の名門マンチェスター・ユナイテッドは、オランダ1部アヤックスからブラジル代表FWアントニーを1億ユーロ(約138億円)の巨額費で獲得合意したとされているが、元オランダ代表の名ストライカーのマルコ・ファン・バステン氏は「その金額の価値はない」と真っ向から批判している。

 ユナイテッドは今夏に昨季までアヤックスを率いたエリック・テン・ハフ監督が就任。その流れもあってアントニー獲得に至ったことは想像しやすい。母国ブラジルの名門サンパウロからオランダの名門入りした2020-21シーズンから今季の開幕直後まで公式戦82試合24ゴール22アシスト。22歳の若さもあり移籍金も高騰したと見られる。

 しかしながら、地元紙「マンチェスター・イブニング・ニュース」によると、オランダ代表やイタリアの名門ACミランなどで活躍したオランダの伝説的なストライカーであるファンバステン氏は、この高額移籍について母国のTV局にかなり否定的な見解を述べたとしている。

「アントニーに1億ユーロの価値があるか? 確実にノーだ。アントニーはまだ十分に力を証明できていない。もちろん、彼は何試合かの素晴らしいプレーをした。ただしこの2年間、彼の効率性は十分に高いとは言えない」

 すでにユナイテッドは今夏に日本円にして360億円級の大補強を行って新監督をサポートしているが、少なくともアントニーについてはオランダの英雄の目から見て過剰な移籍金による獲得という認識になっている模様だ。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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