C・ロナウド不在の欧州王者ポルトガルが不覚 W杯欧州予選でスイスに敗れる波乱の幕開け

敵地で0-2と完敗 グループB最下位からのスタートに…

 欧州王者がまさかの船出となった。6日に行われたロシア・ワールドカップ(W杯)欧州予選グループBの初戦で、今夏にフランスで行われた欧州選手権(EURO)で初優勝を果たしたポルトガルがスイスに0-2で敗れる波乱が起きた。

 ポルトガルは大黒柱のFWクリスティアーノ・ロナウドが欠場。同国のキャプテンはEURO決勝でフランス代表MFディミトリ・パイェのタックルを受けて左膝を負傷し、現在は復帰に向けてリハビリを続けている。

 そんなエース不在のポルトガルに、EURO16強のスイスが襲いかかった。前半23分に今夏シャルケに加入した19歳の新星FWブレール・エンボロが、GKが弾いたこぼれ球を頭で押し込み先制点を奪うと、同30分にはFWアドミル・メフメディが右足でシュートを放ち追加点を奪った。

 後半アディショナルタイムにアーセナルのMFグラニト・ジャカが退場するアクシデントもあったが、ホームで見事に欧州王者を破り、白星発進となった。

 ロナウドという絶対的エースの不在の影響は、やはり大きかったようだ。スイスのほか、EUROにも出場したハンガリーやラトビア、アンドラ、フェロー諸島と同組となったポルトガル。スイスとの2強争いが予想されていたが、初戦を終えて最下位から巻き返しを図ることになった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング