「リアルな世界で“少林サッカー”」 中国リーグでレフェリーに猛タックル→1年間の出場停止…海外仰天「史上最大の処分」

河南嵩山龍門のFWエンヒキ・ドゥラード(写真は昨季のもの)【写真:Getty Images】
河南嵩山龍門のFWエンヒキ・ドゥラード(写真は昨季のもの)【写真:Getty Images】

河南嵩山龍門のFWエンヒキ・ドゥラード、主審への体当たり行為で重い処分が科される

 中国スーパーリーグで起きた前代未聞の退場劇が話題になっている。ブラジル人FWがレフェリーに体当たりをした行為が故意と見なされ、1年間の出場停止処分に。海外メディアは「現実世界で“少林サッカー”をプレーした選手が処分を免れることはできなかった」と注目している。

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 問題のシーンが起きたのは、8月21日に行われた中国スーパーリーグ第14節の武漢長江対河南嵩山龍門(2-2)の一戦だ。前半16分、河南嵩山龍門のFWエンヒキ・ドゥラードが、レフェリーに向かって猛然とダッシュしながら勢いよく身体ごとタックル。ドゥラードは退場処分となり、後日、1年間の出場停止処分と20万元(約400万円)の罰金が科された。

 前代未聞の出来事は世界で話題となり、韓国のスポーツ・芸能総合サイト「OSEN」は「リアルな世界で“少林サッカー”をプレーした選手が処分を免れることはできなかった」と、その一部始終を報道。ブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」でもこのシーンが注目され、「1年間のサッカー活動停止処分は、中国サッカー史上最大の処分」と報じている。

 同メディアによれば、中国リーグにおけるこれまでで最大の処分は、2017年に上海申花MFシン・ショウがベルギー代表MFアクセル・ヴィツェルを踏みつけた際に科された、6か月の出場停止処分。ドゥラードはさらにその上をいくことになり、記事では「2023年末までの契約であるため、ドゥラードはすでに退団の可能性を交渉していることだろう」と、重い厳罰への見解を示していた。

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