アルゼンチンが南米予選最下位のベネズエラに薄氷の勝ち点1 メッシ不在で迫力を欠く
敵地で2点をリードされる苦しい展開から辛くも追いつく
現地時間6日に行われたロシア・ワールドカップ(W杯)南米予選の第8節で、FWリオネル・メッシが負傷で離脱したアルゼンチン代表が最下位のベネズエラ相手に2-2で引き分け。勝ち点1をなんとかものにする薄氷の戦いとなった。
アルゼンチンは現地時間1日の前節ウルグアイ戦で決勝点を決めたメッシが、鼠けい部の負傷によってすでにチームを離脱。またFWパウロ・ディバラが2枚の警告を受けて退場したこともあり、スタメンの2列目にMFエクトル・バネガ、ボランチにMFハビエル・マスチェラーノが名を連ねたが、前線は迫力を欠くメンバー構成になった。
そのなかで先手を奪ったのは、ホームのベネズエラだった。前半35分、ペナルティーエリア右45度の位置でアルゼンチン守備陣に囲まれながらも、ボールをキープしたMFフアンピが左足を一閃する。鮮やかな弾道のシュートはGKセルヒオ・ロメロの伸ばした手も及ばず、ゴール左隅に突き刺さるスーパーゴールとなった。大方の予想を覆し、ベネズエラの1点リードで前半を折り返した。
後半に入ってもホームのサポーターの声援を受けたベネズエラの決死の戦いぶりに、アルゼンチンはたじたじとなった。同8分にはカウンターから左サイドを崩され、FWホセフ・マルティネスにフリーでシュートを許し、痛恨の追加点を献上してしまう。
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