マンU、今夏5人目の新戦力加入へ「書類とメディカルを残すのみ」 夏の支出額は“過去最高”360億円超の見込みと英指摘
アントニーが5人目の新加入選手に、練習場があるキャリントンにいる姿が目撃
イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドは、今夏の移籍市場で新たなストライカーの獲得に動いていたなか、ようやく希望を実現できるかもしれない。昨シーズンまでエリック・テン・ハフ監督が率いていたオランダ1部アヤックスのブラジル代表FWアントニーが、マンチェスター・ユナイテッドの練習場があるキャリントンにいる姿が目撃されている。英紙「デイリー・エクスプレス」が報じた。
22歳のブラジル人FWは、総額8500万ポンド(約138億円)の移籍金でアヤックスからユナイテッドへ移籍すると報じられている。8月29日(現地時間)にはメディカルチェックを行い、テン・ハフ監督の下での5人目の新加入選手となる見込みだという。
ユナイテッドは、アヤックスに対して2度のオファーを提示していたが、アヤックスはこれを拒否。その一方でアントニーは、アヤックスから移籍を希望していることを移籍のスペシャリストであるファブリツィオ・ロマーノ記者に明かしており、クラブに対しての愛着を語るとともに、「エールディビジにおける史上最高額の移籍金で売却をしてほしい」と、異例の要求を出していた。
そしてユナイテッドは、3度目のオファーで8100万ポンド(約131億円)を前払いし、ボーナスで400万ポンド(約6億5000万円)というオランダのエールディビジ最高額となる移籍金をアヤックスに提示し、クラブもこれを受け入れることとなったようだ。記事では、「ユナイテッドがクラブ間で移籍について握手を交わす前に、アントニーはすでに個人条件面で長期契約を結ぶことに合意しており、あとは書類とメディカルを残すのみの段階だ」と、報じている。
すでにスペイン1部レアル・マドリードからも、ブラジル代表MFカゼミーロを獲得するなど、積極補強を行っているユナイテッド。アントニーの加入が正式に決まれば、クラブが一度の移籍市場で費やした過去最高額となる総額2億2500万ポンド(約365億円)を費やすことになるという。積極的な補強によって、近年は凋落が目立つ名門は、再建への道を進み始めることができるだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)