今予選初勝利も“ガツガツ感”を求める長谷部 「人間的には素晴らしいけど内に秘める選手が多い」

「元気のやる気を見せてくれた」と活躍評価

 実際にはジーコ監督時代の2006年2月にデビューしている長谷部だが、計算できる戦力として見なされたのはイビチャ・オシム監督が健康上の理由で退任し、岡田武史監督が就任した2008年から。その当時から、長谷部は自らが中心になるという強い思いがあったと語る。そして、そうした思いを若手も持っているなら、もっと前面に出し、表現してほしいと語った。

 最激戦区とされる2列目でゴールという結果を残した原口を例に出し、ポジション争いの激化を歓迎する。

「元気に関しては、アグレッシブに攻守に貢献できる選手。彼は得点を取った場所のようなところに入れるし、彼のやる気というか、絶対に点を取って勝つという気持ちを見せてくれた。まだ粗削りだけど、あそこ(2列目)のポジション争いも激しくなっていると思う」

 若手の奮起と自己表現が代表チームの成長につながると確信しているキャプテンは、ロンドン五輪、リオ五輪世代による“ガツガツ感”を強く求めている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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