4戦6発のハーランドに「驚きはない」 プレミア開幕“即”ゴール量産、敵将が見解「私たちとは別次元」

マンCのノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランド【写真:ロイター】
マンCのノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランド【写真:ロイター】

クリスタル・パレス戦で3発、ハーランドの活躍ぶりにパトリック・ビエラ監督言及

 イングランド1部マンチェスター・シティは、8月27日に行われたプレミアリーグ第4節のクリスタル・パレス戦で、2点のビハインドをひっくり返し、4-2で勝利した。今夏、ドイツ1部ボルシア・ドルトムントからシティに加入したノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドは、この試合でハットトリックを達成。試合後、両チームの監督がハーランドについてコメントした。英メディア「マンチェスター・イブニング・ニュース」が報じている。

 序盤に2点のビハインドを背負い、前半を0-2で折り返したシティだったが、後半に圧巻のパフォーマンスを見せる。後半8分にMFベルナルド・シウバが左足で1点を返すと、ここからハーランド劇場が始まる。同17分にFWフィル・フォーデンのクロスからヘディングを決めて試合を振り出しに戻すと、同25分にもゴール前のこぼれ球を押し込み、2点目を奪う。さらに後半36分にはMFイルカイ・ギュンドアンのパスから3点目を決め、4-2の逆転勝利に導いた。

 現役時代にシティでもプレーしていたクリスタル・パレスの元フランス代表のパトリック・ビエラ監督は、チーム全体の質の高さが、ハーランドの活躍を助けていると自身の見解を語った。

 プレミアリーグ開幕から4試合で、すでに6ゴールのハーランドについて、「選手たちの質の高さについて、何も驚きはないと思う。マンチェスター・シティというチームの持つ質の高さが、こうした選手たちを常に輝かせ、点を取らせるんだ。後半、マンチェスター・シティは集団として、私たちとは別次元に行き、対応ができなくなった。それがこのゲームの現実だ」と、古巣の強さに脱帽した。

 また、シティのジョゼップ・グアルディオラ監督は、ハーランドの姿勢を称賛し、今後、さらに良くなっていくと期待を膨らませる。

「私がアーリングについて、気に入っているのは、まだ互いを理解し合っている途中だということだ。もっと時間が必要だ。私は0-2で負けている時に、彼がチームメイトを勇気づける仕草を見た。決定的な仕事はできていなかったかもしれないが、彼は常にそこにいた」と、難しい状況でも諦めていなかった様子を見ていたことを明かした。

 オーストリア、ドイツに続き、イングランドでもゴールを量産しているハーランド。ベルギー代表MFケビン・デ・ブライネを筆頭に、世界屈指のパサーが揃うチームで、自身のゴール記録をどこまで伸ばしていくだろうか。

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