ハリル抜擢の原口と浅野がゴール! 日本がタイを2-0で破り敵地で勝ち点3をつかむ
UAE戦で悔しさを味わった浅野が追加点
後半に入ると、日本は何度となく追加点のチャンスを逸する拙い試合を展開した。同17分には、左サイドからのクロスをファーサイドで酒井宏がヘッドで落としたところを、本田が右足でシュートするも相手GKのファインセーブにあった。続く同19分には、原口のラストパスから香川が相手GKと1対1になるビッグチャンスで、シュートを正面に蹴ってしまった。さらに同21分には、DF酒井高徳のパスを中央で受けた原口がシュートを放ったが、大きく枠外に飛ばした。
そうこうしているうちに、日本は大ピンチを迎えた。同25分、センターバックコンビがタイの攻撃に裏を取られ、一気に抜け出される。DF吉田が必死に戻るも失点覚悟のシーンで、GK西川周作は最後まで動かずに相手と対峙。最終的にシュートを顔面ではじき返し、初戦UAE戦で2失点の守護神は日本のゴールを守った。
そして日本に待望の追加点が生まれる。同30分、MF長谷部誠が最終ラインの背後に浮き球を蹴り込むと、相手DFの後方から追いかけた浅野はクリアをしようとした相手の足を恐れずに頭でプッシュ。このままボールを前に運んで抜け出し、相手GKとの1対1で右足を力強く振り抜き、2-0とリードを広げた。
その後は集中力が切れたようなミスも散見された日本だが、2点のリードを守りきり勝利。このアジア最終予選で初めての勝利を挙げ、敵地で勝ち点3を奪うことに成功した。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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