【U-20女子W杯決勝】ヤングなでしこ、スペインに1-3敗戦で準優勝 後半猛攻も大会連覇ならず

スペインに1-3敗戦で準優勝【写真:Getty Images】
スペインに1-3敗戦で準優勝【写真:Getty Images】

前半3失点で劣勢だった日本、後半は一方的に攻め込むも崩し切れず

 ヤングなでしこの愛称で知られるU-20女子日本代表は、現地時間8月28日にコスタリカでのU-20女子ワールドカップ(W杯)決勝のスペイン戦に臨み、前半の失点が響いて1-3の敗戦。連覇を狙った大会は準優勝に終わった。

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 原則的に2年ごとの開催になっている今大会だが、2020年に開催予定だったものが新型コロナウイルスの影響で中止に。予定されてたコスタリカ開催そのままに、4年ぶりの大会となった。日本とスペインの決勝は、18年に日本が優勝した前回大会と同じ顔合わせになった。

 立ち上がりはシンプルに前線へとボールをつけてきたスペインに対し、日本は自陣でのプレー時間が多くなった。そうしたなかで前半12分、日本の3バックの背後を斜めに狙うアーリークロスからFWインマ・ガバーロに抜け出されるとGK大場朱羽との1対1を決められて先制を許した。相手エースのガバーロはこれで大会6試合8ゴールと得点力を見せつけた。

 苦しい時間が続く日本は前半22分、再び3バックの背後を狙ったボールからFWサルマ・パラルエロに抜け出される同じような形から大場と1対1を作られて失点。さらに直後にはロングボールに抜け出そうとしたパラルエロが触れたボールがDF石川璃音の手にあたりハンドとPKの判定。これをパラルエロに決められ、前半27分で0-3と厳しい状況に追い込まれてしまった。

 フル代表なでしこジャパンと兼任する池田太監督は4バックに変更。反撃に出る日本は前半32分にペナルティーエリア内に切り込んでDF杉澤海星が際どいシュートを放つなど少しずつペースを奪い返したものの、無得点でハーフタイムへ突入した。

 後半の立ち上がり2分、日本はセットプレーを細かくつないでゴール前へ入れると複数人が飛び込んだところで最後は後半から出場のMF天野紗が押し込んでゴール。反撃ムードを高める1点を奪った。

 日本の後半はほぼ一方的にスペイン陣内で攻撃を仕掛ける展開に持ち込んだが、ペナルティーエリア内まで入り込むもののなかなか最後のところで相手を外し切れない展開が続く。5バックにして守りを固めたスペインに逃げ切りを許して日本は1-3の敗戦。スペインが大会初優勝を飾り、日本は準優勝で戦いを終えた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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