得点王ソン・フンミンが控えに降格? 英識者が指摘「彼はチームから外れると思う」
開幕から沈黙が続くソン・フンミン、インパクトを残すリシャルリソンを推す声も
昨季プレミアリーグ得点王の韓国代表FWソン・フンミン(トッテナム)は開幕から沈黙が続いている。新加入のブラジル代表FWリシャルリソンの加入もあり、レギュラー落ちの可能性が指摘され始めている。
ソン・フンミンは昨シーズンのプレミアリーグで23得点を決め、リバプールのエジプト代表FWモハメド・サラーとともに得点王のタイトルを獲得。アジア人として初の快挙を成し遂げた。
しかし、迎えた今シーズンは開幕4試合を終えてノーゴール。イングランド代表FWハリー・ケインが4戦4発と序盤からゴール量産体制に入り、チームも3勝1分と好調を維持しているなかで、韓国代表FWはスロースタートとなっている。
現地時間8月28日のプレミアリーグ第4節ノッティンガム・フォレスト戦(2-0)後、「NBCスポーツ」の批評家、ロビー・マスト氏は新加入のリシャルリソンが活躍したこともあり、苦戦中のソン・フンミンについて「彼はチームから外れると思う」とスタメン落の可能性があるとの見解を示した。
同氏はリシャルリソンが途中出場から輝きを放っていることを引き合いに出し、「もし私がリシャルリソンなら、自分がスタメンにふさわしいと感じているだろう」と移籍金6000万ポンド(約97億円)で加入したブラジル代表FWの起用を支持している。リシャルリソンもまだ無得点だが、ノッティンガム・フォレスト戦では技ありのアウトサイドパスでケインのゴールをアシスト。限られた出番のなかでインパクトを残していた。
ケイン、ソン・フンミン、そしてデヤン・クルゼフスキの3トップは昨季から不動のフロントラインだが、ソン・フンミンが不動の地位を守るのか。それともリシャルリソンはこの争いに割って入るのか。トットナムの前線で起きている熾烈なポジション争いの行方に注目だ。