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嫌われ者の“元祖ワンダーボーイ”が明かす古巣への哀しき愛 「ずっとリバプールに戻りたかった」
抱き続けたリバプール復帰への想い
数々のクラブを渡り歩いたオーウェン氏だったが、レアルを退団した05年以降は、毎年のようにリバプールへの復帰を強く望んでいたという。
「夏が来るたびに、僕はリバプールに戻る方法を見つけ出すべく、ジェイミー・キャラガーに電話をしていた。『ラファ(・ベニテス元監督)は僕を欲しがりそうかい?』『ケニー(・ダルグリッシュ元監督)はどうだろう?』『ブレンダン(・ロジャース元監督)は? 僕に興味を持ってくれそうかい?』と 僕は聞き続けた」
オーウェン氏は、かつての同僚を通して必死に古巣復帰の道を模索し続けた。リバプールに戻りたい。その一心だった。しかし、運命は無情にも双方を結びつけることはなかった。
「だけど、僕が万全の時はリバプールに多くのストライカーがいた。一方で、リバプールが僕に関心を示してくれた時に限って、僕は負傷していた。結局、僕はもう以前のような選手ではなかった。彼らも、僕を強く望んでくれることはなかった。僕は、充分な選手ではなかったんだよ。最終的に、ファーガソンの話を受けることになった」