ハリル監督落胆を長谷部らが心配 選手間ミーティングや食事会で結束を強める

最古参のキャプテンが自ら働きかけ、日本食レストランに選手だけで向かい意見交換

 日本代表のキャプテンのMF長谷部誠(フランクフルト)は、1日のロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の初戦UAE戦で1−2と敗北後、バヒド・ハリルホジッチ監督指が数日間失意の淵に彷徨っていたことを心配していた。

 無敗神話を誇った埼玉スタジアムでよもやの黒星スタートとなったハリルジャパンだが、その試合で代表通算100試合を記録した最古参のキャプテンは、チームの結束を強めるために自ら働きかけた。

「いろいろなことを考えながら出来る限りことはしてきた。そういう部分で明日はしっかりとした気持ち、メンタルで臨めると思う。個々に話しかけたりした。少しみんなで話したりした。あとはピッチ上で敗れた試合の後、こういう状況で戦えるかが求められる。みんなヒリヒリ感じている」

 選手間ミーティングや日本食レストランに選手だけで向かい、意見交換など様々な試行錯誤を行ったことを明らかにしていた。

 その一方で、負けず嫌いの指揮官は精神面の脆さを露呈した。黒星スタートで落胆の日々を過ごしていたという。

「監督は勝ち負けに対して、かなり強いものを持っている。負ければかなりの落ち込みというのはある。そのへんは選手も分かっている。ここ2日間で監督も立ち直っている。今日はかなり笑顔も見られた。明日の試合に向けて雰囲気が良くなっていると思う」

 

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