オランダ1部アヤックスのブラジル代表FWアントニー、英紙が本人のコメント紹介

　イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドへの移籍が噂されるオランダ1部アヤックスのブラジル代表FWアントニーがクラブに対し、退団希望を伝えていることが明らかになった。アヤックスはユナイテッドからの高額オファーを拒否したとも伝えられているが、選手は新たな挑戦のために退団を懇願しているようだ。英紙「デイリー・メール」が報じている。

　ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドに退団の噂が絶えないユナイテッドは新たなアタッカーの獲得を模索しており、現在最もホットな話題がエリック・テン・ハフ監督の教え子であるアントニーだ。報道によればユナイテッドがアヤックスに7620万ポンド（約123億円）の高額オファーを送ったものの、アヤックスはこれを拒んだとされている。

　しかし、ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によれば、アントニーがアヤックスからの退団を懇願し、アヤックスにはクラブを去りたいという希望を明らかにしているという。アントニーのコメントは以下のように伝えられている。

「今年の2月、代理人がアムステルダムに来て、新しいチャレンジのためにクラブを去りたいという願いを伝えた。6月には休暇を切り上げ、新しい監督も含めた上層部に私の希望と退団の可能性を検討するようにと伝えにきた。僕はアヤックスに放出しろと頼んでいるわけじゃない。エールディヴィジ（オランダリーグ）史上最高額で売ってくれと頼んだんだ。僕はこれを2月から主張し続けてきたんだ」

　22歳のアントニーはアヤックスでのキャリアに満足しているとも語っており、クラブに高額の移籍金を残せるこのタイミングでの退団を切に願っているようだ。夏の移籍市場の閉幕は近づいているが、アントニーの希望は聞き入れられるだろうか。

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