五輪8強敗退で傷心の韓国代表エース トットナムで“プレーするため”にW杯最終予選第2戦を回避

ソン・フンミンがシリア戦に出場せずクラブに合流

 トットナムの韓国代表FWソン・フンミンが、突如方向転換をしている。メダル獲得による兵役免除の特権を目標にリオデジャネイロ五輪に参戦する一方、クラブの開幕戦を欠場し、現在はチームで出番なしとなっているが、6日に行われるロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第2節のシリア戦への参戦を「クラブのため」と回避している。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。

 24歳の韓国代表エースは開幕直前のトットナムから離脱し、リオ五輪参戦を熱烈に志願した。だが準々決勝のホンジュラス戦では決定機を外し、チームは0-1で惜敗。兵役免除が叶わなかったソンは号泣し、主審にアディショナルタイムの短さについて食い下がって抗議する場面もあった。

 トットナムで今季出番のないソンはW杯アジア最終予選初戦の中国戦(3-2)に出場後、中立地マレーシアで行われるシリアとの最終予選第2戦を回避する方針を表明。ロンドンに戻り、トットナムに合流する意向を明らかにした。

「トットナムは移籍したかったクラブ。一生懸命練習して、ベストを尽くす必要がある。自分はいいコンディションで最高のプレーをできる準備ができている。代表の同僚には申し訳ないけれど、自分は彼ら(トットナム)をサポートする。シリア戦ではいい成績を残してほしい」

 

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