「敵ながら素晴らしい」 浦和DF酒井、疲労を感じさせない超絶タックルに韓国脱帽「全北現代に悪夢を突きつけた」

ACL決勝進出に貢献をしたDF酒井宏樹【写真:Getty Images】
ACL決勝進出に貢献をしたDF酒井宏樹【写真:Getty Images】

延長後半15分、酒井のボール奪取を起点にユンカーが劇的同点弾をマーク

 浦和レッズの日本代表DF酒井宏樹は、8月25日に行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝の全北現代(韓国)戦で2ゴールに絡み、延長戦、PK戦の末の勝利に貢献した。とりわけ、1点ビハインドの延長後半終盤に劇的な同点ゴールにつながったド迫力タックルに、韓国メディアも舌を巻いている。

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 前半11分にMF松尾佑介のゴールで先制した浦和だったが、後半10分に同点に追い付かれ、試合は延長戦に突入。延長後半11分、ショートコーナーへの対応が遅れたところから全北現代MFハン・ギョウォンに押し込まれて痛恨の失点を喫した。しかし、土壇場となった延長後半15分、浦和は酒井が敵陣でド迫力タックルを決めてボールを奪うと、最後はFWキャスパー・ユンカーがゴール前のこぼれ球を押し込んで2-2に追い付き、PK戦へと持ち込んだ。

 後攻となった浦和は主将のGK西川が全北現代の1人目を務めたMFキム・ボギョン、2人目のMF・イスンギを連続ストップ。浦和は3人目のMFダヴィド・モーベルグがストップされたものの、全北現代は4人目のDFキム・ジンスのシュートがポストに当たって失敗。浦和は最後にMF江坂任が決めてPKスコア3-1で勝利し、東地区の王者に輝いた。

 韓国のスポーツ・芸能専門サイト「スターニュース」は、「全北現代に悪夢を突きつける超絶タックル」との見出しで、酒井のプレーにスポットライトを当てている。

「敵ながら、粘り強く素晴らしいプレー。全北現代に苦い悪夢を突き付けたのが日本の酒井宏樹だった。酒井のタックルのおかげで浦和は最後のチャンスを掴み、ユンカーが劇的な同点ゴールを奪って生き残った。結局、最後は浦和がPK戦を制した」

 日本をライバル視する韓国の目から見ても、酒井のプレーには感嘆せざるを得なかったようだ。

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