処分はオリバー主審のリポート次第

　マンチェスター・ユナイテッドのベルギー代表MFマルアン・フェライニの行動が物議を醸している。2日のマンチェスター・シティ戦で決勝弾を決めた相手のアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロに向かって唾を吐いたという疑惑が浮上している。ルイス・ファン・ハール監督は擁護したが、英地元紙「デイリー・メール」が決定的な写真を掲載して報じた。
　事件は、前半終了直前に起きた。アグエロがペナルティーエリア内に侵入すると、フェライニはその背後からチャージ。内股を蹴り、アグエロはピッチへと倒れ込んだ。PKの判定が下る可能性もあった微妙なプレーだったが、フェライニはファウルを免れた。
　この直後、ピッチ上にうずくまるアグエロの頭に、かがみ込んだフェライニがつばのような多量の液体をたらしている写真が「デイリー・メール」紙に掲載されたのだ。
　ファン・ハール監督は試合後、「テレビでは彼が（アグエロに）叫んでいる姿がとらえられていた。叫ぶ時には多少なりとも唾液は出ることもある。私は唾はきだとは考えていない」と弁明した。一方のマヌエル・ペジェグリーニ監督は気付かなかったと話しているという。
　イングランドサッカー協会（FA）はマイケル・オリバー主審の試合に関するリポートの内容次第で処分を決めることになるという。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文　text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images