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オフサイドになるケースが増える? 判定に関わる“重要点”に追記事項「身体の動きを整える時間があったかどうか」
きっかけとなった昨年のUEFAネーションズリーグ決勝、ムバッペのゴール
IFABが早い段階で通達を行ったのは、昨年10月のUEFAネーションズリーグ決勝のシーンも影響している。この試合はフランスがスペインに2-1で逆転勝利を収め、2代目王者となって幕を閉じたが、決勝点となったFWキリアン・ムバッペのゴールが物議を醸した。
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1-1のタイスコアで迎えた後半35分、フランスは左サイドでDFテオ・エルナンデスが縦パスを送り、これに抜け出したムバッペがGKとの1対1を制しゴール。このシーンではパスを出した瞬間にムバッペはオフサイドポジションにいたものの、その手前でスペイン代表DFエリック・ガルシアが伸ばした足にボールが触れていたため、オフサイドにはならなかった。
当時の主審の判定は正しいものだったが、当時大きな議論の的となった。今後はIFABの通達により、同様の場面ではオフサイドの反則となる。
東城氏はブリーフィング内で「守備側選手にとってみたら、有利不利の表現がいいのか分からないが、オフサイドになるケースが増えてくると思う」と試合での判定の変化を予測した。
IFABの通達は競技規則の改正ではなく、即時有効のものであるとしているが、JFAでは段階的に審判、クラブ、監督等に説明、準備を進めており、Jリーグでは9月2日からシーズン途中での適用開始予定となっている。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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