「負ける気はさらさらない」 浦和副キャプテン関根が大一番の“日韓戦”に闘志「1人でも多くのサポーターに足を運んでもらう必要がある」
浦和サポーターへメッセージ「1人でも多くのサポーターに足を運んでもらう必要がある」
浦和レッズのMF関根貴大は8月24日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝、全北現代(韓国)戦の前日会見に出席。「キックオフの笛から全員が全力で、死に物狂いで戦いたい」と力強く語った。
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浦和の副キャプテンを務める関根は、8月19日のACLラウンド16、ジョホール・ダルル・タクジム(JDT/マレーシア)戦(5-0)で途中出場。22日の準々決勝BGパトゥム(タイ)戦(4-0)ではスタメン出場し、幻のゴールもあった。ピッチに立てば熱い気持ちを前面に出すファイターは、眼光鋭く全北現代とのゲームを見据えた。
「まだ何も成し遂げていない。やってきたことをすべて出し切って、日本を代表していいサッカーをして勝ちたい。ホームで、埼玉スタジアムでやれているアドバンテージを生かし、キックオフの笛から全員が全力で、死に物狂いで戦いたい」
対戦相手の全北は延長戦を2回勝利して進出してきたが、伝統的に日本勢とのゲームではモチベーション高く、ボール際も激しさを見せてくる。これまでにも過去4回のACLを経験している関根は、それについて強い言葉を残した。
「僕は韓国勢とやるのは楽しみ。激しいプレーもしてくるだろうし、日本にもいろいろな思いがあるだろう。ただ、それをやられる前にやり返すだけ。自分としては、90分か120分か分からないが楽しみたいと思っているし、負ける気はさらさらない。全力で戦いたい」
そのうえで関根は、会見終了のタイミングで「1ついいですか」と切り出し、浦和サポーターに向けてメッセージを話した。
「明日の試合は大一番になりますし、1人でも多くのサポーターに足を運んでもらう必要があると思っているので、この思いをサポーターに届けてほしい。1人の力が選手の後押しになる。サポートをよろしくお願いしますと伝えたいです」
浦和スタッフによると、準決勝のチケットは8月24日朝の時点で約2万枚が販売され、声出し可能な北ゴール裏スタンドの4500席は昨日の発売からすでに完売しているという。それでも、多くの拍手と手拍子に包まれる空間は、浦和の後押しとなり全北にはプレッシャーになる。開催地の利を最大に生かしつつ、浦和はピッチ上でも強度高く韓国の強豪を乗り越えていく。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)