試合後のクールダウンでも驚異のスピード 闘莉王が回想する「強いジュビロ」が黄金期を築いた訳

元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏【写真:荒川祐史】
元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏【写真:荒川祐史】

「闘莉王TV」で磐田OB福西崇史氏とともに黄金期を回想

 ジュビロ磐田は現在、J1最下位に沈み、熾烈な残留争いに巻き込まれている。元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏が、黄金時代の名門相手にルーキー時代に衝撃を受けたエピソードを紹介している。

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 闘莉王氏の公式YouTubeチャンネル「闘莉王TV」の最新話は、黄金時代のジュビロがテーマ。中盤の底を支えた元日本代表MF福西崇史氏がゲストで登場している。

 2001年から03年までの磐田を「無敵のようなチーム」と振り返った闘将だが、サンフレッチェ広島に所属していたルーキー時代の対戦後に衝撃的な光景を目の当たりにしたという。

「普通クールダウンはゆっくり走るじゃないですか! びっくりするぐらいの速いペースで走ってるんですよ」

 試合直後のクールダウンで、磐田の選手がグラウンドを周回するスピードが尋常ではなかったという。

「中山(雅史)さんだけじゃなかった?」とチーム最年長のストライカーのルーティンと指摘した福西氏に対し、闘莉王氏は「(選手)みんな、ついて行っていました」と衝撃とともに振り返った。

「(チームの首脳陣に)なんて言われたか知ってます? お前ら試合していたのに見たか? あれぐらい走るから、あんなに強いジュビロが生まれているんだと」

 2ステージ制だった2001年シーズン、磐田はファーストステージを制覇。セカンドステージは2位でチャンピオンシップは鹿島アントラーズに惜しくも敗れたが、翌年は前後期ともにリーグ優勝。圧倒的な個人能力と戦術理解度のベースに、尋常ならざる走力があったと、闘莉王氏の脳裏に刻まれていた様子。当時の磐田の凄さが分かる最新回になっている。

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