「暴力的エルボー」 バルサFW、ソシエダ戦“顔面肘打ち”が物議 ノーファウル判定を海外疑問視「レッドを免れたのは幸運」
ソシエダDFアイヘン・ムニョスの顔面に肘打ちを見舞うも“お咎めなし”
スペイン1部FCバルセロナは、8月21日のリーガ・エスパニョーラ第2節レアル・ソシエダ戦を4-1で制し、今季初勝利を飾ったなか、フランス代表FWウスマン・デンベレの肘打ち行為への判定が物議を醸し、ソシエダDFへの顔面に肘がヒットしたにもかかわらず“お咎めなし”となったジャッジが議論となっている。
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問題のシーンが起きたのは、1-1のスコアで迎えた前半12分だった。右サイドからのスローインの場面で、デンベレがソシエダDFアイヘン・ムニョスの顔面に肘打ちを見舞う。被害を受けたムニョスは、顔を抑えたままその場で転倒。主審に対し、ソシエダの選手が抗議をするシーンも見られたがカードの提示はなく、試合はそのまま続行された。
デンベレの肘は相手の顔面を捉えており、見方によってはレッドカードを提示されても不思議ではないシーンだった。それでも、反則に値しないとの判断が下り、海外メディアでは議論に発展。スペインメディア「Okdiario」は「VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が見ようとせず、テレビで再生されなかったデンベレの暴力的なエルボー」との見出しで、「デンベレがアイヘン・ムニョスに明らかなエルボーを与えたが、罰せられなかった。バスクのDFが訴えたにもかかわらず、VARはその行為を評価することが適切とは考えなかった」と報じている。
さらに英紙「デイリー・ミラー」もこのシーンに注目し「デンベレはムニョスの顔面に左肘を当てたが、レッドカードは出なかった。レッドカードを免れたのは幸運だった」と指摘すれば、スペイン紙「マルカ」では「“ラ・レアル”、デンベレのアイヘンへの無許可肘打ちに激怒」と見出しが打たれ、不可解な判定にイマノル・アルグアシル監督が試合後に異議を唱えたことを紹介。またスペイン紙「AS」は「デンベレはこのエルボーで退場になるべきだった?」と報じるなど、バルセロナが4-1と快勝した裏で、ジャッジへの疑問提起が熱を帯びていた。