浦和、ACLベスト4進出! “2度のゴール取り消し”から一転ゴールラッシュで4-0完勝 準決勝で神戸撃破の韓国・全北現代と対戦へ

浦和が快勝でACLベスト4進出!【写真:Getty Images】
浦和が快勝でACLベスト4進出!【写真:Getty Images】

ACL準々決勝でBGパトゥムに4-0快勝、東アジアの王者を懸けて25日に準決勝

 浦和レッズは8月22日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝、BGパトゥム(タイ)戦に4-0で快勝。全北現代(韓国)との準決勝への進出を決めた。

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 浦和は19日のラウンド16、ジョホール・ダルル・タクジム(JDT、マレーシア)戦から中2日だったものの、スタメン変更はMF大久保智明からMF関根貴大の1枚のみ。好調なメンバー構成を維持して臨んだ。

 普段のホームスタジアムである埼玉スタジアムでの開催というアドバンテージのある浦和は立ち上がり1分、浦和はDF岩波拓也のロングボールに抜け出したFW松尾佑介が相手DFと競りながらボールをものにしていきなりのゴールを決めた。しかし、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の進言で映像確認がされ、松尾がボールをコントロールする際にハンドがあったとしてゴールが取り消された。

 浦和はビルドアップから攻撃に入っただけでなく、敵陣でのプレス、プレスバックの勢いと精度が高くパトゥムに何もさせないような試合展開に持ち込んだ。前半25分にはカットインした関根がミドルシュートを流し込んだが、今度はオフサイドポジションの松尾がシュートコース上にいて影響を与えたとしてゴールが取り消された。

 嫌な流れも感じられた浦和だが前半32分、関根のパスを受けたMFダヴィド・モーベルグが得意の左足を一閃。相手GKの手を弾き飛ばすような一撃がゴールに突き刺さり浦和が先制に成功し、背番号「10」は両手を広げて声援を浴びた。さらに前半42分、MF岩尾憲のコーナーキックを岩波がニアサイドでヘディングし、ゴールに流し込んで2-0としてハーフタイムを迎えた。

 パトゥムを率いる手倉森誠監督は、ハーフタイムにサンフレッチェ広島や清水エスパルスでプレー経験のあるFWティーラシン・デーンダーを下げて3-4-2-1にシステムを変更。立ち上がりはパトゥムがペースを握った。

 しかし浦和はその時間を耐えて流れを引き戻すと、後半20分にFW小泉佳穂がペナルティーエリア内でパスを受けて左足シュートを流し込んでリードを広げた。リカルド・ロドリゲス監督は直後に3枚替えで前線を一気に入れ替え、さらに日本代表DF酒井宏樹もDF馬渡和彰に交代させて中2日の準決勝を見据えた。

 さらに浦和は後半27分に、FW江坂任のラストパスからMF明本考浩が追加点。途中出場の2人でゴールを奪った。このまま4-0で勝利した浦和は、グループステージで旋風を巻き起こした東南アジア勢を連破。この試合前に行われた準々決勝第1試合でヴィッセル神戸を延長戦の末に下した全北と東アジアの王者を懸けて25日に大会の準決勝を戦う。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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