バルサに4失点「ガス欠になった」 ソシエダ監督が敗因指摘「隙を見逃してはくれない」
イマノル・アルグアシル監督「継続性を維持することができなかった」と試合を総括
日本代表MF久保建英が所属するスペイン1部レアル・ソシエダは、8月21日に行われたリーガ・エスパニョーラ第2節でバルセロナと対戦し、1-4で敗れた。試合終盤までは競った試合となったものの、後半21分から3ゴールを決められて大敗した一戦について、イマノル・アルグアシル監督は、終盤の運動量低下を敗因に挙げている。スペイン紙「マルカ」が報じた。
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この試合、久保は4-4-2の2トップの一角で先発出場を果たしたが、開始早々の前半1分にポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキにゴールを決められる。それでも、その5分後には、久保らが高い位置からプレッシングをかけると、元スペイン代表MFダビド・シルバがボールを奪い、最後はFWアレクサンデル・イサクが同点ゴールを決めた。
その後、ソシエダもチャンスを作ったが決められず。後半19分にバルサはMFフェラン・トーレスに代えて、久保とカンテラ時代を過ごした現10番のスペイン代表FWアンス・ファティを投入する。すると同21分、そのファティがヒールキックでフランス代表FWウスマン・デンベレのゴールをアシストすると、2分後にはレバンドフスキのこの試合2点目もお膳立て。同34分にはレバンドフスキのヒールでのパスから、ダメ押しのチーム4点目を自ら決めた。久保は1-3となった後半24分に、FWモハメド=アリ・チョーとの交代でベンチへ退いている。
試合後、ソシエダのアルグアシル監督は「要求されたスピードに付いていけなくなった場合は、集中力を切らしてはいけないのだが、ガス欠になってしまうと、バルサのようなチームには4点を決められてしまう。私たちのチームは60分間、相手と対等に渡り合うことができた。同点に追いついてからも前に出ることができていたが、彼らほどの継続性を維持することができなかった」と、90分間にわたってバルサと戦う難しさについて言及した。
さらに、「前半のうちにあったチャンスを決めきれなかったことで、フィジカルレベルが落ちることにつながった。こうした相手は、隙を見逃してはくれない。(後半21分から)2分間で2点を決められたことが、それを示している」と、立て続けの失点を悔やんだ。
この試合に敗れ、リーグ戦の通算成績が1勝1敗となったソシエダは次節、アウェーでエルチェと対戦する。