【ACL帯同記2022】横浜FMクラブスタッフの“必勝ルーティン”裏話 ラウンド16突破へ願いを込めて…試合当日の“お決まり行動”とは?

どれほど悔しい敗戦でも、次の試合はやってくる【写真提供:横浜F・マリノス】
どれほど悔しい敗戦でも、次の試合はやってくる【写真提供:横浜F・マリノス】

試合後のロッカールームで監督から選手・スタッフへかけられた言葉

 試合後、選手・スタッフは落胆の表情を隠せません。4月のベトナム遠征から、いや2020年12月にラウンド16で敗戦してから何か月、何年もの間、ACL制覇に懸けてきたからこそ当然のこと。そのような雰囲気の試合終了後のロッカールームで、ケヴィン・マスカット監督が号令をかけて選手・スタッフで集合しました。

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 マスカット監督から伝えられた内容は、「残りリーグ戦10試合、切り替えて絶対に優勝しよう!」というものでした。どれほど悔しい敗戦でも、次の試合は必ずやってきます。選手たちには酷なこともあると思います。でも、それがプロサッカー選手という職業の宿命。この2022年8月18日がJリーグ制覇に向けたターニングポイントとなるよう、ファン・サポーターの方々をはじめとしたマリノスファミリーとともに戦っていくだけだと思っています。

試合が終わると深夜まで撤収作業へ。そして翌朝には帰路に【写真提供:横浜F・マリノス】
試合が終わると深夜まで撤収作業へ。そして翌朝には帰路に【写真提供:横浜F・マリノス】

 23時にスタジアムから出発し、日付が変わる前に宿泊先のホテルへ到着しました。ここから横浜へ向けた片付け作業が始まります。前章で話したように遠征に向けてホテルの一部の部屋の模様替えをしているので、その原状回復作業を行いつつ、ホペイロの緒方くんの号令の下、撤収作業を始めていきます。いつ帰宅するか分からないノックアウトステージということで、ホテルからの撤収作業をすることに寂しい気持ちはありつつ、素晴らしい環境を用意していただいたホテルの皆様に感謝を込めて作業を進めていきます。深夜2時頃まで作業が続き、その日は就寝。翌朝は朝9時からトラックへの積み込み作業を行い、チーム全員でホテルを後にしました。

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