ルーニー、古巣マンU凋落を危惧 黄金期と比較「あのような結果が驚きではなくなった」

最下位で低迷するユナイテッド【写真:Getty Images】
最下位で低迷するユナイテッド【写真:Getty Images】

プレミア開幕2連敗で最下位に低迷、ルーニーが古巣の現状に言及

 プレミアリーグで最下位に沈むマンチェスター・ユナイテッドは、8月22日にリバプールとの大一番を迎える。第3節の注目の一戦を前に、クラブの通算最多得点者であり、元イングランド代表FWウェイン・ルーニー氏が、エリック・テン・ハフ監督に、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの起用を見送るべきだと進言するとともに、自らがプレーした黄金期と比較しながら現状への見解を語った。英紙「デイリー・メール」が報じている。

 昨シーズン、イタリア1部ユベントスから復帰した際は、英雄として迎えられたロナウド。しかし、現在はユナイテッドにとって悩みの種となっている。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場を希望して、今も退団の道を模索しているとされるストライカーについて、かつてコンビを組んだルーニー氏は、「私なら、クリスティアーノ・ロナウドを起用しない」と、自身の考えを伝えている。

 現在は、アメリカ・メジャーリーグサッカーのDCユナイテッドで監督を務めるルーニー氏は、「私がテン・ハフ監督の立場にいたら、最も重要視するのはピッチ上にエネルギーを生み出すことだ。十分にチームと練習ができていないにもかかわらず、ブレントフォード戦でほかの9番を起用しなかったのは、彼らがロナウドに頼ったことを意味している。彼は、試合勘を取り戻すために、時間が必要なように見えた。テン・ハフ監督のチームにはエネルギーが必要であり、そのためロナウドを外すことになるかもしれない」と、プレシーズンでチームへの合流が遅れた影響について語っている。

 古巣が0-4と大敗を喫したブレントフォード戦について、ルーニー氏は「サッカーは戦術的にも、技術的にも進歩したけれど、基本的な部分は変わらない。走らなければ、結果にはつながらないし、どんなチームにも負ける。基本的な部分で、これほどレベルの低いマンチェスター・ユナイテッドは見たことがない。ブレントフォードに圧倒される姿を見ているのは辛かった」と、胸の内を綴っている。

 そして「もし、私がプレーしていた当時のユナイテッドに、このようなことが起きていたら、ファンも、記者も、国中の他クラブの人々も、ショックを受けただろう。でも、今はそうではなかった。最も心配なことは、あのような結果、パフォーマンスが、驚きではなくなったことだ」と、かつてのイングランド屈指の名門の立ち位置が、変わりつつあることを危惧した。

 昨シーズンの対戦で、リバプールに0-5と大敗を喫したユナイテッド。シーズン開幕直後、結果の出ない時期が続いているが、ライバルとの一戦を制して、上昇気流に乗ることができるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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