名将ペップ、不発のハーランド擁護 ボーンマス戦わずか8タッチも「これから改善する」

ハーランドに指示を出すペップ監督【写真:Getty Images】
ハーランドに指示を出すペップ監督【写真:Getty Images】

開幕戦で2ゴールも…不発だったハーランドの出来にグアルディオラ監督が見解

 今夏の移籍市場でドイツ1部ドルトムントからイングランド1部マンチェスター・シティに加入したノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドは、プレミア連覇中の王者で新たな得点源となることが期待されている。開幕戦でゴールを決めたハーランドだったが、続くボーンマス戦では相手のマークに苦しみ無得点に終わった。相手のハードマークに苦しんだハーランドに対して、ジョゼップ・グアルディオラ監督が擁護している。英紙「デイリー・メール」が報じた。

 開幕戦のウェストハム戦では、2ゴールを挙げて2-0の勝利に貢献したハーランドだったが、続くボーンマス戦ではチームが4得点を挙げたなかで、無得点のまま後半29分でベンチへと退いた。ピッチ上にいた74分間で、わずか8度しかボールに触れなかったハーランドだが、スペイン人監督はこうした状況にも慣れていくと考えているようだ。

「私はタッチライン際にいたけれど、彼にはスペースがなかったように見えた。ボーンマスは、深く引いて守っていたからね。まるで牢屋の中にいるようだった」と、グアルディオラ監督は自身の見解を語り、「だが、実際にはスペースはあったし、彼は正しいテンポでプレーすること、やるべき動きをすること、チームメイトと連動することが必要であり、それができるようになるには、もう少し時間を要するだろう。ああいう戦い方をしてくる相手には、もっと素早くならないといけないことを理解するべきだ。トップのストライカーは、より狭いスペースで動かないといけないし、だからこそ、そこが最も難しいポジションなんだ」と、今後の成長への期待を込めた。

 また、チームの全員が勝ち点3を目指すことが第一優先であるものの、センターフォワードについては、自分の名前を得点者の欄に記すことも意識してもらいたい考えを示した。

「セルヒオ・アグエロとハーランドは、勝つためにいることを分かっている。でも、ストライカーというのは『僕は同時に点を取りたい』という感覚になることもある。私たちには、彼らのそうしたメンタリティーも必要だ。アーリングにとって、点を取ることは問題ないだろう。コミュニティー・シールドの前、彼は負傷していたため、4、5か月に渡って90分間プレーしていないことを忘れてはいけない。良くなってきているし、ほかの選手たちとの連係も、これから改善する」

 ハーランドのさらなる爆発を確信するグアルディオラ監督。すでにプレミアリーグで2ゴールを挙げているストライカーは、名将の下で、どのような選手へと変貌を遂げていくだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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