日本撃破へ心理戦を仕掛けるタイ代表監督 「失うものは何もない」と格上ハリルJを“褒め殺し”
初戦黒星の両チームが激突 地元紙「タイが全面攻撃を約束」
日本代表は6日にロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第2節の敵地タイ戦を迎えるが、タイ代表のキャティサック・セーナームアン監督は「失うものは何もない」と精神的優位性を主張。“褒め殺し”も展開するなど、運命の一戦に向けてマインドゲームに突入している。地元紙「バンコク・ポスト」が「タイが全面攻撃を約束」との見出しで報じている。
「今日は攻守のトレーニングに集中した。なぜならサウジアラビア戦では、何人かの選手が良いパフォーマンスを見せていなかったから」
4日の練習後、セーナームアン監督はこう語った。タイは1日の初戦で難敵サウジアラビアとアウェーで戦い、試合を優位に進めながらも、後半に痛恨のPKを献上し0-1で惜敗。記事でも「議論を呼ぶ敗戦」とレポートされており、タイサッカー協会会長は誤審を連発した中国人主審に対する抗議文を、FIFAに送る方針を明らかにしている。
一方、ハリルジャパンは埼玉スタジアムでの初戦でUAEに1-2で敗れているが、セーナームアン監督は手放しで日本を讃えている。
「我々は日本戦で難しい試合を予想している。彼らはいいシステムと強力な戦術を誇っている。彼らのいつものスタメンとベンチメンバーに大きな差は見出せない。多くの選手が欧州リーグでプレーしている。若手も五輪チームから昇格しているので、強力なチームだ」
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