神戸イニエスタ、大迫、武藤のコンディション懸念 ACLベスト8で韓国の全北現代と激突…吉田孝行監督「少し疲れている」

神戸の吉田孝行監督【写真:(C) AFC】
神戸の吉田孝行監督【写真:(C) AFC】

準々決勝で韓国の全北現代と対戦決定、イニエスタ起用「コンディションを見て決めたい」

 J1ヴィッセル神戸の吉田孝行監督は、8月20日に行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝の組合わせ抽選会で全北現代(韓国)との対戦が決まると「韓国の素晴らしいチームとの対戦を楽しみにしている」と、2回のアジア制覇を経験してる韓国の名門との対戦を見据えた。

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 神戸は18日のラウンド16で、横浜F・マリノスとの日本勢対決に臨むとリーグ首位の相手に3-2の勝利。残留争いに巻き込まれている苦境とは裏腹に、カップ戦の一発勝負で力強いプレーを見せた。それだけに吉田監督は「タフなゲームだったので(選手たちが)少し疲れている」と、コンディション調整がここからのカギになるとしている。

 対戦相手の全北は大邱FCとの韓国勢対決を延長戦の末に制しているが、「ほとんどの時間で(全北が)ボールを持つゲームだった」と、疲労がたまる展開ではなかったと指摘。そのうえで「これからもう少し分析していきたい」と試合を見据える。

 神戸は主将の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタに加え、日本代表経験を持つFW大迫勇也、FW武藤嘉紀の両アタッカーの状態が万全とは言い難い。横浜FM戦では大迫と武藤を後半15分の交代で入れ替え、イニエスタはベンチスタートのまま出場機会なく試合を終えた。こうした主力のコンディション調整が全北戦までにどこまで進むかもポイントになりそうだ。

 指揮官はイニエスタについて「今日もトレーニングをしているが、しっかりコンディションを見て決めていきたい」と出場の可能性について話した。日本開催のアドバンテージがあるとはいえ、ACLを2回制している韓国の強豪とのゲームにどれだけ良い状態で入れるか。試合までの2日間が大きなカギを握りそうだ。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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