パトゥム手倉森監督、ACL浦和戦へ「裏技を出さなければ」と“にやり” 敵将と“駆け引き”「メンバーは変えないよね」
ACL準々決勝の組合わせ抽選の結果、浦和との対戦が決定
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は8月20日に準々決勝の組合わせ抽選会を行い、浦和レッズとの対戦が決まったBGパトゥム(タイ)を率いる手倉森誠監督は、「浦和には裏技を出さなければいけない」とコメントし、にやりと笑った。
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19日のラウンド16でパトゥムは傑志(香港)に4-0で快勝した。ジョホール・ダルル・タクジム(JDT、マレーシア)に5-0で大勝した浦和のリカルド・ロドリゲス監督には、「お互いに大勝だったし、メンバーは変えないよね」とすでに“駆け引き”を仕掛けたと笑った。
Jリーグではベガルタ仙台やV・ファーレン長崎の監督、2016年のリオデジャネイロ五輪代表監督も務めた指揮官は、浦和との対戦を「期待通り」と話す。その理由として、パトゥムのクラブやタイのサッカーの発展を考えた時に、“完全アウェー”の環境で浦和と対戦することが財産になるという考えを示した。
「選手たちもJリーグのチームとやりたい。それもホーム浦和のサポーターの前でやってみたいと話していた。クラブの発展のためにいい経験になると思う。昨日を見てもACLを2回優勝している浦和は一発勝負の勝ち方をクラブが知っている。埼スタの浦和は怖いもの知らずに見える。あのサポーターのいる浦和と対戦して、あの雰囲気をタイでも映像など見られると思う。文化としてタイにも良い刺激になれば。また、その前で戦うタイ人プレーヤーを見てみたい気持ちもある」
仙台時代、手倉森監督は2010年から13年のリーグ戦で浦和と8回対戦して2勝6分の無敗。それだけに「浦和サポーターが少し嫌がってくれれば。仙台の時のイメージがあると思う」としたうえで、「浦和には裏技を出さなければいけない」とにやりと笑った。
今季からパトゥムを率い、凱旋帰国となっている指揮官はどのような「裏技」を22日の準々決勝のピッチで披露するのか注目される。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)