浦和監督、ACLベスト8で“因縁対決”実現へ 手倉森監督と再戦「素晴らしい縁がある」
22日の準々決勝で、手倉森誠監督率いるBGパトゥム(タイ)との対戦が決定
J1浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督は、8月20日に行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝の組合わせ抽選会に出席し、手倉森誠監督率いるBGパトゥム(タイ)との対戦が決まると「素晴らしい縁があると思う」と語った。
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ロドリゲス監督は指導者キャリアの中でタイに渡っていた時期があり、2015年シーズンの途中までパトゥムを率いた。また、来日して徳島ヴォルティスの監督を務めていた時代、V・ファーレン長崎の監督を務めた手倉森監督との対戦も経験し、「昇格争いで激しいゲームをしたね」と懐かしんだ。そうした因縁のある対戦カードになった。
浦和は19日のラウンド16でジョホール・ダルル・タクジム(JDT、マレーシア)と対戦して5-0の勝利、パトゥムは当日に傑志(香港)を4-0で下した。ロドリゲス監督は「中2日のチーム同士の対戦になったことは両チームにとって良かった。このような短期決戦では1日の休養が大きく関わる」と、コンディション面で公平なカードになったことにも言及している。
そのうえで指揮官は、前日の勝利から一夜明けて選手の状態を見るとしつつも、「重要なのは昨日のゲームのレベルを維持すること。相手も分析するが、もしかしたらベンチの選手のほうが大切になるかもしれない。交代した時にレベルを維持する、あるいは上げていくことが必要だ」と、総力戦を強調した。
会場が埼玉スタジアムであることに加えて22日の第2試合、20時キックオフの試合になったことにより浦和サポーターの大きな後押しが期待される。ロドリゲス監督は「このサポーターの前で浦和と戦うことは避けたいと、どのチームも思っているのではないか」とも語った。
浦和にとって3回目のアジア制覇を狙う道のりの準々決勝で、広いアジアの中で古巣対決であり、J2時代の再戦を迎えるロドリゲス監督がどのような采配を振るうのかも注目される。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)