カゼミーロの電撃加入、英雄ファーディナンドが太鼓判 「真の勝者」「ユナイテッドに必要なタイプ」
レアルMFカゼミーロの獲得発表、契約は4年間で1年の延長オプション付き
イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドはスペイン1部レアル・マドリードからブラジル代表MFカゼミーロを獲得したと公式に発表した。契約は4年間で1年の延長オプション付き。移籍金はボーナス込みで最大7000万ポンド(約113億円)と伝えられている。クラブOBのリオ・ファーディナンド氏は「ユナイテッドに必要なタイプの選手」とカゼミーロの獲得に言及した。
中盤に関しては、エリック・テン・ハフ監督のアヤックス時代の教え子であるオランダ代表MFフレンキー・デヨング(バルセロナ)がトップターゲットとして浮上していたが、交渉は一向に進展せず実現には至らなかった。
そうしたなかで急浮上したのがカゼミーロだった。デ・ヨングとは対照的に獲得に動き出してわずか3日でのスピード移籍となった。
現役時代にユナイテッドで活躍した元イングランド代表DFのファーディナンド氏は自身のYouTubeチャンネルでカゼミーロは低迷する今のチームに必要な選手だと太鼓判を押している。
「彼こそユナイテッドに必要なタイプの選手。ユナイテッドが必要としていたキャラクターの持ち主だ。何よりもまず彼は真の勝者。勝ち方を熟知している。近年のレアル・マドリードのポジティブな側面に彼は不可欠だった。ルカ・モドリッチ、トニ・クロース、そしてカリム・ベンゼマと並ぶ主力選手の1人だった」
ファーディナンド氏は、すでに30歳を超え、リセールバリュー(再販価値)の低いカゼミーロに最大7000万ポンドも投じるのはビジネス的には“ネガティブ”としたが、レアルでUEFAチャンピオンズリーグ優勝5回を経験した百戦錬磨のMF加入に大きな期待を寄せた。
カゼミーロの加入は開幕2連敗で1992年以来の最下位に沈む“赤い悪魔”にどのような影響をもたらすだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)