「“覚醒”は正しい表現ではない」 横浜FC小川航基、7年目でたどり着いた秘めたるポテンシャル発揮の“スタートライン”

「J2得点王は絶対に獲りたい」と力強く宣言【写真:(C) YOKOHAMA FC】
「J2得点王は絶対に獲りたい」と力強く宣言【写真:(C) YOKOHAMA FC】

「僕が得点を取ってJ1に昇格させる」とエースの矜持

 横浜FCはアルビレックス新潟、ベガルタ仙台と熾烈な自動昇格圏争いを繰り広げている。終盤戦に向けて、小川も「このチームはJ1に昇格しないといけない」と気を引き締める。

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「(6月に)仙台、新潟との連戦に連勝できたのは、チームとして1つ、殻を破ることができたと思います。まだ10試合以上あるし、壁にぶつかるタイミングは必ずある。そこでなんとか踏ん張れるのか、それとも波にのまれてしまうか。チーム全員がどんな覚悟を持って、どんな姿勢で臨むかが大事になります。J1に昇格するようなチームには、必ずストライカーがいるので、個人的にはJ2得点王は絶対に獲りたい。もっとゴール数は伸ばせると思うので、量産して勝利に導きたいです。サポーターの方々が全力で応援してくださるのを今までも見てきましたし、声出し応援も徐々に解禁されてきている。僕がしっかりと得点を取って、J1に昇格させるので、もっとスタジアムに足を運んでいただけたら嬉しいです」

 秘めたるポテンシャルを発揮し始めた小川が、どこまで高みに上り詰めていくのか。今後が実に楽しみだ。

[プロフィール]
小川航基(おがわ・こうき)/1997年8月8日生まれ。神奈川県出身。桐光学園高―磐田―水戸―磐田―横浜FC。J1通算23試合11得点、J2通算103試合35得点、日本代表通算1試合3得点。どこからでも、どんな体勢でもゴールを奪える生粋のストライカー。2017年に左膝の前十字靭帯断裂および半月板損傷、東京五輪のメンバー落選など数々の試練を乗り越え、横浜FCで秘めたる才能を存分に発揮している。2019年12月のE-1選手権では、若林竹雄、平山相太に次ぐ史上3人目となるA代表デビュー戦ハットトリックの偉業を達成。

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