「真価を問われるのはこれから」 ボルシアMG監督が板倉滉の“存在価値”に全幅の信頼
ボランチとCBをこなせると期待されて獲得されたなか、CBで強烈アピール
ドイツ1部ボルシアMGは新シーズン、開幕2試合で1勝1分のスタートを切った。大きな原動力となっているのが日本代表DF板倉滉だ。クラブは当初ボランチ起用も視野に入れていたが、「センターバック(CB)でさらに価値があることに気づいた」とドイツ地元紙「ターゲス・シュピーゲル」が伝えている。
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昨季ドイツ2部に所属していたシャルケで31試合に出場して4得点を記録した板倉は、チームの1部昇格に貢献。残留が期待されていたが、経済的な理由で折り合いがつかず、最終的に保有権を持っていたイングランド1部マンチェスター・シティからボルシアMGへの完全移籍が決まった。
ボルシアMGはポルトガル1部ベンフィカのドイツ代表MFユリアン・ヴァイグルの獲得に動いているとされているが、ボランチとCBをこなすユーティリティーの板倉獲得で補填は可能と目された。そのなかで、板倉はブンデスリーガ開幕2試合はCBでフル出場し、最終ラインの一角で存在感を示している。
「ターゲス・シュピーゲル」紙は、「ボルシアMGは板倉獲得で守備的MF(ボランチ)の解決策を見つけたかと思われたが、その数週間後にはセンターバックでさらに価値があることに気づいた」と言及。チームを率いるダニエル・ファルケ監督のコメントを紹介している。
「滉を獲得する前から、彼はCBと守備的MFの両方をこなすことができると分かっていた。それが彼を獲得した理由でもある」
板倉の獲得当初から「滉はスーパーボーイで、最高のキャラクターを持ち、本当にいい選手。非常にオープン(な性格)で知的だ」と称賛していたファルケ監督。開幕からのハイパフォーマンスを認めつつ、「だが、最終的な評価を下すには時期尚早。真価を問われるのはこれからだ」と冷静に語っていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)