PSGムバッペの“不遜な態度”に波紋…メッシらとひと悶着 元英国代表FWルーニーも苦言「これほど大きなエゴは見たことがない」
メッシにぶつかり素通り、パスが届かず不満露わで走るのを止める場面も
元イングランド代表FWで、現在はアメリカ1部D.C.ユナイテッドを率いるウェイン・ルーニー監督が、フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)のエースストライカー、フランス代表FWキリアン・ムバッペの態度に苦言を呈している。
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今夏にレアル・マドリードへの移籍が噂されながら、クラブとの契約延長を果たし、PSG残留を決めたムバッペ。しかし、現地時間8月13日に行われたリーグアン第2節モンペリエ戦(5-2)ではチームメイトとひと悶着を起こしている。
ムバッペはこの試合で最初のPSGに与えられたPKを失敗。前半終了間際にはFWリオネル・メッシが倒されて2本目のPKを獲得すると、今度はFWネイマールがキッカーを務めることに。ムバッペはネイマールに近づき自分が蹴る意思を示したが、ネイマールがこれを拒否する形となった。
また、ムバッペはネイマールと話をする際、メッシと身体がぶつかったが特に声をかけることもなく素通り。その態度にメッシが驚く様子がSNSで拡散されて話題にもなった。前半終了間際にはカウンターのチャンスでパスが来なかったことに不満を示し、走るのを途中で止めてしまう場面もあった。
一連の出来事を受け、イングランドのレジェンドであるルーニー監督は「Depar Sport」で「これほど大きなエゴは見たことがない」とムバッペの不遜な態度に言及。「ムバッペはもうすぐ24歳? メッシは24歳の時にはすでに4度目のバロンドールを受賞していた。そのことをムバッペに思い出させる必要があるだろう」と謙虚な姿勢を求めた。
米スポーツ専門放送局「ESPN」によれば、1998年ワールドカップ優勝メンバーの元フランス代表DFフランク・ルブーフ氏もムバッペに対し、「恥ずべきこと」「彼は若い選手のお手本。あんなふうに振る舞うべきではなかった」とコメントしている。23歳にして世界最高のFWとしての評価を得るムバッペだが、その振る舞いについてはまだまだ改善の余地があるようだ。