ACL日本勢対決、なぜイニエスタを温存? 吉田監督が理由を説明「試合に出られる状況ではある」
前日練習に参加していたイニエスタ、横浜FM戦ベンチスタートも出番なし
ヴィッセル神戸は8月18日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)ラウンド16、横浜F・マリノスとの日本勢対決に勝利した。ベンチスタートになった主将の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタは、ウォーミングアップエリアにも姿をほぼ見せず90分間を終えた。
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イニエスタは13日のリーグ戦、北海道コンサドーレ札幌戦を痛みがあるとして欠場。その後、横浜FM戦の前日練習になった17日には姿を見せ、報道陣に公開された冒頭15分間は全体練習に参加してボール回しにも参加し、吉田孝行監督は「試合に出られる状態」と話していた。
そうしたなかでイニエスタはベンチスタートになったが、常に先手を取ってリードしていく展開の中で投入される気配はなかった。時間を進めたい状況だっただけに彼のボールキープ能力を生かすことも考えられたが、途中出場によるその役割はMF郷家友太に託された感もあった。
吉田監督は試合後の会見で「怪我の状況で言えば、多少はあると思う。ただ、試合に出られる状況ではある。試合展開で今日は出場がなかったが、これからチャンスはある。足の状況もあるし、これからの練習でコンディションも上がっていくと思う」と、現状について話した。
この日の神戸は90分間、チーム全体が運動量を高めてハードワークを続けることで横浜FMにペースを掴ませなかった。その成功体験を得たチームに、1人の選手としては間違いなくハイクオリティーなイニエスタをどのように組み込んでいくか。コンディションの向上とともに、吉田監督にとっても重要なポイントになると言えそうだ。
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