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【天才キッズ】学校の担任はFC東京ユース出身…サッカーの授業もある“最高の環境”
みんなが練習前にシュートを打っている間もひたすらドリブル
現在、ユウゴは校技がサッカーという小中高一貫校に通っている。なんと体育の授業とは別にサッカーの授業があるほどでユウゴには最高の環境だ。
とにかく人の縁に恵まれている、とお父さんが語るように、学校での担任の先生はなんとFC東京ユース出身で、世代別代表に入った経験があるほど。学校ではサッカーに関してのさまざまなチャレンジがあったり、その1つ1つの取り組みに対して賞状やメダルなどで評価してもらえるのでサッカーの上手いユウゴは周りからも一目置かれる存在となり、学校生活を楽しく送れているのだという。
学校が少し遠いことと、チームの練習の関係もあり、十分な睡眠時間の確保が難しいのがもっぱらの課題だ。しかしその大切さに気づいているのでご両親もさまざまなサポートを欠かさない。
小さな頃からドリブルが大好きで、みんなが練習前にシュートを打って遊んでいる間もひたすらドリブルをしていたユウゴの個性を周りが大切に育ててくださっているようだ。
ユウゴの個性という話でこんなエピソードがある。練習後にコーチから配布物が配られる際など、ユウゴは決まって列の最後に並んでいた。そんな姿に当初はイライラする気持ちもあったというお父さんだが、外国での生活が長く、外国人と結婚している祖母は、そんなユウゴの姿勢を素晴らしい個性として褒めてくれたという。ユウゴは周りの仲間たちに順番を譲っているだけなんだ、ということに気づいてからはお父さんもそんなユウゴがカッコいいな、と思えるようになったという。
学校においても、サッカーチームにおいても育成により個性が消されがちな日本の社会において、こういった個性を尊重するという考え方はこれからの時代にとても大切なことだ。
ユウゴがそのドリブルにさらなる磨きをかけ、サッカー脳をも進化させ、個性を爆発させて世界に羽ばたくことを願っている。
パウロ吉田
パウロ・ヨシダ/世界65か国以上を旅するクリエイティブアスリート。多様なスポーツに精通し、それらを実践している。日本の体育教育をカルチャーに変えるべく、さまざまな競技にさまざまな角度から刺激を与えている。好きなサッカー選手はジョージ・ウェア。