神戸、横浜FMを3-2で撃破 日本勢対決を熱戦の末に制してACLベスト8進出

神戸が日本勢対決を制す【写真:(C)AFC】
神戸が日本勢対決を制す【写真:(C)AFC】

先制後すぐに同点に追い付かれるも、その後突き放して勝利

 8月18日に行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のラウンド16、ヴィッセル神戸と横浜F・マリノスの日本勢対決は3-2で神戸が勝利。リーグ戦の成績とは対照的な結果になった。

【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから

 神戸は主将の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタが、負傷から復帰できずにベンチスタート。FW武藤嘉紀やFWムゴシャもベンチからとなった。一方の横浜FMは外国人枠の関係で3人を試合前の時点で決定する必要があり、FWエウベルとFWレオ・セアラがスタメン。ベンチにFWアンデルソン・ロペスが控えた。

 J1で首位を走る横浜FMと残留争いに巻き込まれている神戸と対照的な順位になっている両チームの対戦だったが、先制したのは神戸だった。中盤でMF汰木康也がキレのあるステップと股抜きで相手を外すと、右サイドを駆け上がるMF飯野七聖にラストパス。これを受けた飯野は、飛び出してくるGKの上を抜くループシュートを決めて前半7分に神戸が先制した。

 一方の横浜FMはそのわずか3分後、右サイドをパスワークで崩すとFW仲川輝人のクロスにMF西村拓真が2列目から飛び込んできてヘディングシュートでゴール。あっという間の同点ゴールで試合を振り出しに戻した。

 その後は両者が攻撃的に相手ゴールへ迫ろうという姿勢を見せるなか、神戸は前半29分にMF佐々木大樹がペナルティーエリア内でシュートを放つとDF實藤友紀がブロック。この場面についてビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の進言で主審がオンフィールドレビューを行い、實藤のブロックにハンドの反則があったとして神戸にPKが与えられた。

 これを佐々木が冷静にゴール右へ決め、前半31分の勝ち越しゴールで神戸が2-1のリードを奪ってハーフタイムを迎えた。

 後半に入ると15分を前に横浜FMは次々にシュートを枠内に飛ばして神戸ゴールにプレッシャーをかけたが、GK前川黛也のセーブで得点は生まれず。逆に神戸は後半21分に右サイドを切り崩したところからのラストパスを、ボランチから攻撃参加したMF大﨑玲央がフリーで狙う決定機を得たが枠を外れた。

 互いに前半からハイペースで飛ばしたこともあり両チームは徐々にプレー精度を落としていった。ラスト15分ほどはロペスも投入した横浜FMがかなり押し込んだ状態を作ったものの、ここというラストパスやシュートがズレてしまい同点ゴールは生まれなかった。

 逆に後半35分、左右に揺さぶった神戸は右サイドからのラストパスを途中出場のFW小田裕太郎が蹴り込んで3-1と突き放した。横浜FMも後半44分に左サイドを切り崩してロペスが追撃の1点を奪ったが、1点差で逃げ切った神戸がベスト8進出を決めた。

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング