マンUのファン・ハール監督は批判なんてどこ吹く風 28年ぶりの序盤の大不振にも強気

「われわれは二強に近づいている」

 マンチェスター・ユナイテッドは、2日の敵地マンチェスター・シティ戦で0-1負けを喫し、勝ち点13の10位に転落した。リーグ戦10試合終了時点での勝ち点13は1986-87シーズン以来の最少ポイントで、昨季発足一年目で崩壊したデイビッド・モイーズ前政権を下回るほどの不振に陥っている。
 勝ち点13は9位エバートン、11位ウェストブロムウィッチ、12位ニューカッスルと同じだが、18年ぶりとなる強豪の不振に批判の声が上がっている。
 英国営放送「BBC」の評論家である元ウェールズ代表MFロビー・サベージ氏は「マンチェスター・ユナイテッドは勝ち点でウェストブロムと並んでしまった。誤解しないでほしい。(ウェストブロムの)アラン・アービン監督は素晴らしい仕事をしている。だが、マンUは1億5000万ポンドも補強につぎ込んでおいて、この結果は受け入れがたい。いつになったら、ルイス・ファン・ハールに対し、記者会見場で厳しい質問が寄せられるのだろう。私はまだ聞いたことがない」と厳しい批判を展開している。
 一方、ファン・ハール監督は近年まれに見る序盤の不振にも、評論家からの批判にもどこ吹く風。前節チェルシーには引き分け、今回昨季王者に1点差で敗れた。すると、「われわれは(二強に)すごく近づいている。チェルシー戦、そして、マンチェスター・シティ戦でもそれは見て取れた。彼らはリーグの最強の2チームだが、われわれとの違いはゼロだと感じている」と強気を崩さなかった。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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