浦和がペトロヴィッチ監督退席処分も神戸を4-0で撃破! 3年ぶりにルヴァン杯4強に進出

高木が2ゴールと爆発 ペトロヴィッチ監督が退席処分も2戦合計6-1と圧勝

 浦和がアクシデントをものともせず、ルヴァン杯準決勝進出を決めた。4日の同杯準々決勝第2戦で、浦和レッズはヴィッセル神戸に4-0で勝利。2-1で勝利した第1戦と合わせて、2戦合計6-1と圧勝した。

 初戦のリードで優位に立っていた浦和だが、前半30分にアクシデントが起きた。浦和FWズラタンが後方からのパスを受けようとした場面で、神戸MFニウトンがスライディングタックルでボールを奪った。ニウトンがズラタンの足にコンタクトしてからボールに触ったかに見えたが、山本レフェリーはノーファウルの判定でプレーを続行させた。

 その後、浦和GK大谷幸輝がボールを保持した時点でレフェリーは試合をストップ。倒れているズラタンの状態を確認しに行ったが、ここでペトロヴィッチ監督がキレてしまった。タッチラインをまたいでピッチ内に入り強い口調で抗議すると、山本レフェリーは迷うことなく退席処分を下した。

 しかし、指揮官を失った浦和に動揺はなかった。前半39分、神戸MF藤田直之のロングスローをGK大谷がパンチングでクリアすると一気にカウンターを発動。MF武藤雄樹がマイボールにし、MF青木拓矢が前線につなぐとMF関根貴大とFW高木俊幸が全力で敵陣へ。最後は関根のパスを受けた高木が持ち込み、GKとの1対1を制して冷静に決めた。

 さらに同43分、青木の右クロスをファーサイドで高木が合わせようとしたところを、古巣対決の神戸DF高橋峻希が高木を倒してPKの判定。これをMF阿部勇樹が冷静に決め、浦和が2-0とリードを広げて前半を折り返した。

 

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