「首位突破の事実がある」 浦和ロドリゲス監督、ACLラウンド16で対戦のJDTの2トップを警戒「質は高い」

浦和のリカルド・ロドリゲス監督【写真:FOOTBALL ZONE編集部】
浦和のリカルド・ロドリゲス監督【写真:FOOTBALL ZONE編集部】

西川は「ピッチに立つ選手が自信を持ってプレーすることが大事」とコメント

 浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督は8月18日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のラウンド16、ジョホール・ダルル・タクジム(マレーシア)と対戦するゲームの前日会見に出席。「この試合を全力で戦い、まずは目の前の1試合のみ考える」と語った。

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 浦和は4月にタイで集中開催となったグループステージを大邱FC(韓国)に次ぐ2位で終えて決勝トーナメントに進出。その対戦相手となるジョホールは、地元開催となったグループを大声援の後押しも受けながら川崎フロンターレや蔚山現代(韓国)といった強豪を抑えて首位通過した。

 このラウンド16には同じ日本の横浜F・マリノスやヴィッセル神戸、あるいは蔚山現代、全北現代といった韓国勢も勝ち残っている。それに比べるとネームバリューが高いわけではない相手だが、ロドリゲス監督は最大限の警戒を払っている。

「確かにインパクトは多少、少ないかもしれないが、このACLで川崎や蔚山がいる中での首位突破という事実がある。それだけのポテンシャルがある。彼らの2トップは特に、ミドルシュートの質やフリーキック、クロスといった質の高いプレーとカウンターがある。大事なのは最大限のレベルを出すこと。この試合を全力で戦い、まずは目の前の1試合のみ考えることが大事だ」

 また、近年大きくチームの陣容が入れ替わっている浦和において、2017年の優勝を知るのは主将のGK西川周作のみとなった。19年の準優勝に広げてもDF岩波拓也、MF柴戸海、MF関根貴大が増えるのみとなる。選手レベルでの経験値が高いとは言えなくなっているなか、会見に出席した西川は明日のゲームを見据えて気をつけるべきことを話した。

「試合に入る前に緊張するのは間違いなくどの選手もあると思う。そして、緊張しても当たり前だと思う。大事なのはやっていたことを信じて戦えるか。相手がどうこうではなく自分たちから崩れないでしっかり戦うこと。明日はサポーターも僕たちのためにいろいろと考えてくれると思う。リーグ戦とは別のチャントがあるとか、ビジュアルが素晴らしいなど、別のことで後押しをしてくれると思う。まずは、ピッチに立つ選手が自信を持ってプレーすることが大事」

 浦和は6月のインターナショナル・マッチウィークによる中断が明けてから、リーグ戦では6勝2分1敗と好調。その9試合で21ゴールを奪い、シーズン前半に得点力不足で苦しんだチームとは別の姿を見せている。“ホーム”の後押しを得られるトーナメント初戦、持てる力を最大限に発揮できるかがポイントになりそうだ。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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