「試合ごとに少しブレてしまった」 G大阪フロントが明かす、契約解除の片野坂監督が口にした“反省”
残り10試合で松田浩コーチの昇格を決断
ガンバ大阪は8月17日、8月16日付で片野坂知宏監督との契約解除、松田浩コーチの後任監督昇格を発表した。クラブは監督交代に関するオンライン会見を行い、片野坂監督との面談において「試合ごとに少しぶれてしまった」と言葉があったことを明かしている。
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G大阪は片野坂監督を迎えて今季に臨んだが、FW宇佐美貴史がアキレス腱断裂で長期離脱している影響もあり、24試合を消化して5勝7分12敗でJ2降格圏の17位に低迷している。
クラブとしては、7月30日のJ1リーグ第23節京都サンガF.C.戦、8月6日の第24節アビスパ福岡戦、8月14日の清水エスパルス戦の結果が重要だと考えていたという。そのなかで、福岡戦は福岡側が新型コロナウイルスの感染者が出てエントリー要項を満たせず中止になったが、京都戦が1-1のドロー、清水戦は終盤に2ゴールを奪われて0-2と敗れた。
和田昌裕取締役強化アカデミー担当兼普及部長は、8月16日に小野忠史代表取締役社長を交えて片野坂監督と面談したこと、社長から契約解除を通告したことを明かした。片野坂監督は、結果を残せていない現状を踏まえて、その話を受け入れたという。
「リアクションサッカーがいけないとは思わない。チームを構築していくうえで、選手の力量を見てリアクションも必要。片野坂監督はアクションを起こしてチームを作ることはできると思っていた。ただ、『試合ごとに少しブレてしまった』と監督は口にしていた。2年連続でシーズン途中に監督交代となったことは、クラブとして反省しないといけない。契約する前にもっと話し合いをして、目指すサッカーをできるか、確認が必要だと思う」
松田新監督となり、初日には約2時間のミーティングを実施。勝ち点の具体的な目標は設けず、「毎試合勝ち点を積み上げることで残留に結び付ける」という形で意思疎通を図ったとしている。
(FOOTBALL ZONE編集部)